I Like Movie!! 第1回 『Blade Runner/The Final Cut』
1週間ぶりの御無沙汰〜。
ちょっと映画もカテゴリーに入れてみようかと思いまして・・・
今回紹介するのは『Blade Runner/The Final Cut』(2007)です。
そうです、あのブレードランナーですよ、皆さん!!
最初に見た(見てしまった)Blu-Rayですね。
今ではDVDはほとんど見なくなりました。
DVDしかないものは勿論別ですが・・・
本作は言わずと知れたSF映画の金字塔!
オリジナルは1982年に公開され現在に至るまで非常に多くのファンがいることでも有名で
TOTAL FILM誌(英国の映画誌)が行った“史上最高のSF映画”で1位に輝いた"超"名作。
フィルム・ノワール (Film noir)側面もあり、こういった雰囲気は非常に好きです。
設定背景などは、1980年代時点での未来像が今日の2010年代では古臭かったり、時代錯誤的な部分があるのは正直否めません。
(よく分からない日本語のネオンとかは御愛嬌・・・)
シド・ミード(Syd Mead, 本名:Sydney Jay Mead)による秀逸なデザイン、ヴァンゲリス(Vangelis, 本名は長いので割愛・・・)による音楽もイイです。
ヴァンゲリスは『炎のランナー』(Chariots of Fire)や『南極物語』(Antarctica)とかも有名なので一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
ハリソン・フォード(Harrison Ford)やルトガー・ハウアー(Rutger Hauer)らのキャストもイイです。(流石に若いデスネ)
原作もSF界の巨匠フィリップ・K・ディック(Philip Kindred Dick)の1968年に発表された傑作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』(Do Androids Dream of Electric Sheep?)です。
SF小説としては、この方の作品は必読の部類に入りますので、気になった方は是非御一読をオススメします。
映画化された中では『トータル・リコール(Total Recall)』、『マイノリティ・リポート(Minority Report)』、『アジャストメント(The Adjustment Bureau)』などがあります。
この辺は見たことある方もいるのでは?
言うまでも無く作品自体はスバラシイのですが、困ったことに全部合わせると5ヴァージョンもあるのです。
まぁ、『ブレードランナー製作25周年記念 アルティメット・コレクターズ・エディション』で全て見られるのですが既にプレミア化してしまっているようで・・・
(ダレカプレゼントシテクダサイ・・・)
『ワークプリント版』と言われるリサーチの試写用、初期の『劇場公開版』(厳密にはアメリカでの公開版)、日本等での公開ヴァージョンである『インターナショナル版』。
そして公開10周年記念で再編集された『ディレクターズカット版』と公開25周年で編集された紹介作の『ファイナルカット版』です。
オリジナル版がイイという方の意見も分かります。よくディレクターズカット版などで余計なシーンが加わったことで冗長になってしまったりしますので・・・
そうであってもブレードランナーに限ってはファイナルカット版を強くオススメします。
このファイナルカット版のBlu-ray版は画質が素晴らしく、なんちゃってBlu-rayのようなものとは全然違います!!
兎に角Blu-Rayの再生環境がある方は一度見ることでBlu-Rayの本当の凄さが分かると思います。
(粗い部分も無い訳ではないですが・・・)
(その後、The Dark Knightでまた度肝を抜かれるのですが・・・)
作品自体も歴史に残る名作とあれば全く損はしないはずですし、Blu-Rayのレベル確認としてでもイイかな〜と思います。
正直、綺麗だねBlu-Rayと思っていたものがそう大したことない作品が多いことに気付いてしまうので・・・そういった意味では危険?
Tの店にもレンタルあると思いますので、是非是非!!
一昔前は映画館へ行くっていうのは結構な贅沢というか娯楽だったハズ。
久々に映画館でも行ってみようと思うこの頃です。
さて、このコーナーも続くのか? (イトー)