読書のススメ 第6回 『1Q84』
・・・御無沙汰、イトーです。
今回紹介するのは、紹介する必要性があるのか?が疑問に残る『1Q84』(2009、2010)です。
遅ればせながら、課内のクボタに借りて読んでみました。
村上春樹氏の作品は『ノルウェイの森』ぐらいしか読んだことがありませんので、世間で言われるところのハルキストではありません。
思った以上に読了まで時間がかかりました・・・
内容については多くの方が手に取られていて御存知でしょうし、ネタばれはヨロシクないということもあり書きません。
ざっくり言えば『青豆』と『天吾』という男女を中心に展開していく物語です。
コミューン、カルト教団(モデルは言わずもがな・・・)とかも出てきたりなど胡散臭かったり、様々な解釈本までも出ているので感想も十人十色ではないのでしょうか?
性描写や宗教観?のような箇所も出てくるので、受け付けない方もいるでしょうか?・・・
淡白に言えば『純愛』小説?とも言えなくもないと思うのですが・・・
虚構と現実とかパラレルワールド的な"何か"という"よくある"パターンも含まれているように感じますが・・・人それぞれ。
こんな言葉を目にしました。
『ぼくらは間違った世界の中で生きている。でも、その間違った世界で生きていかざるを得ない』
村上春樹氏の言葉らしいです。
個人的には他作品との比較も出来ませんし、批評出来るほどではありません。
絶対的にオススメ出来る傑作か?と言われると正直微妙だと感じました。
逆に読んだことによる損は"決して無い"作品であることも間違いないとも思います。
話題にもなった作品なので、話のネタ作りの一環で読んでみるのもイイかもしれません。
因みに文庫化もされるようですので、これを機にという方はドウゾ・・・
また、この作品が影響を受けた『1984年』ジョージ・オーウェル(著)も名作です。 (イトー)
出典:『1Q84』BOOK1、BOOK2 新潮社 村上春樹(著) 2009年
『1Q84』BOOK3 新潮社 村上春樹(著) 2010年